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精密根管治療

歯内療法担当医挨拶

歯科医師 山﨑 崇秀

歯科医師 山﨑 崇秀

略歴
2011年
奥羽大学歯学部 卒業
2012年
東北大学病院 歯科医科臨床研修 修了
2016年
奥羽大学歯学部大学院 修了
2016年明海大学歯学部 保存治療学分野 助教
2021年明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤講師

 私は、これまで歯内療法・保存修復という分野で歯牙保存に関する臨床・研究・教育に携わり、研鑽を積んでまいりました。その中で感じたことは、いかに自分の歯が大切で、重要な“身体の一部”だということです。歯を1本失うだけでお口の中だけでなく、全身への計り知れない影響を及ぼすことも近年多く報告されています。

 現在、超高齢社会の中で歯の保存についてクローズアップされるようになり、歯の保存技術についても日々進歩している中ではありますが、特に“根の治療”については、「なかなか治らない」、「再発してしまった」などの声を聞くことが多いのが現状です。

 そこで当院では、「なかなか治らない」、「再発してしまった」ことに対する“なぜ?”、“どうして?”を解決し、からだの仕組みや生物学的基礎研究に基づいた根管治療を提供しております。

 超高齢化社会と言われる現代を生きる私達の長い人生の中で、“歯を残す”ことは私個人だけではなく我々歯科医師の願いであり、歯科治療における重要なテーマでもあります。“根の治療”にお悩みの方、歯科医師の方へ微力ながらお手伝いができればと思います。

基本方針

 歯内療法担当医の根の治療は完全自由診療となります。日本国における国民皆保険制度は、“誰でも安価で最低限の治療を受けられること”がメリットではありますが、保険診療では決められた器材と材料しか使用できない、いわば画一的な治療とも言えます。

 歯の構造は、人間の顔や容姿、性格が一人一人異なるように、同じ歯種であっても全く同じではありませんし、同じ人でも左右対称な歯の形である、とも限らないのです。特に根の形や根管(歯の神経が通っている管)の形態は左右対称ではないことに加え、年齢や口腔内状態で計年的に変化していきます。そのような歯に対して画一的な治療によって、全ての問題を解決できないのが現状です。保険治療で治る方も多い中で、「なかなかん治らない」、「また腫れた」、「違和感が残る」、などの症状を経験され、再治療を繰り返し、最後には抜歯を提案された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 前述した症状に対する不安を解決するべく、器材や材料、さらに時間の制限を取り払い、より高度な生物学的根拠に基づいたオーダーメイドの根管治療を提供していきたいと考え、自由診療を決断しました。より長く自分の歯を残したいという多くの方の願いのために、培ってきた技術と知識を最大限提供することを約束します。

歯内療法担当医による治療を受けていただきたい方

以下のようなご希望をお持ちでしたら、歯内療法担当医による治療をおすすめします。
  • ご自身の歯をできるだけ残して、抜歯をなるべく避けたい
  • 同じ歯で何度も根管治療を受けたくない
  • 多忙等のため通院回数を減らしたい
  • 根尖病巣による全身への影響が心配

保険診療と自由診療の違い

保険の根管治療米国式根管治療(自費)
保険適用健康保険が適用される適用されず自費診療となるが、希望の治療法・材料を選択できる
概要
  • ステンレスファイルの使用ほか、保険の範囲内での治療になる(保険診療の目的は、最低限の機能回復)
  • 根管の充填方法は「側方加圧充填」
  • 根管治療後の土台はメタルコア(硬い金属のため、歯根を破折させるリスクがある)
  • マイクロスコープ、ニッケルチタンファイル(歯根破折の可能性が少ない)、ラバーダム防湿ほかさまざまな機材を使用
  • 厳重な無菌的処置
  • 先端技術・材料などを追求できる
  • 十分な時間をかけて丁寧に治療できる(保険診療の2倍程度)
  • 薬剤は「垂直加圧充填」「MTA根管充填」ですみずみまで充填
  • 根管治療後の土台はファイバーコア(適度な軟性と高い審美性を持つ)
検査・診断X線(2次元)による診断歯科用CT(3次元)を用いた精密な診断が可能
治療時間1回30分1回60~90分
通院回数多い少ない(1~4回)
精密治療目視で行うマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用
無菌的治療必要最低限の対応使用器具の徹底的な滅菌および、可能なかぎり使い捨て器具を使用
使用薬剤保険で認められたものにかぎられる効果が認められている未認可の薬剤なども、患者様の同意・歯科医師の裁量のもと使用できる
根管内の消毒必要最低限十分な濃度の消毒薬を用いた科学的清掃が可能
2年後の歯の保存率50%以下90%以上
費用1歯:数千円程度1歯:5万円~
※歯根の数や湾曲度、破壊の程度によって異なります。

根管治療の成功率を高めるために

正確な診断

当院では3次元の撮影を可能にする歯科用CTを利用しております。
CTで撮影をすると3次元で立体的に写し出してくれるので、あごの骨の厚みや骨密度、神経の位置などを確認して、より精度の高い診断をすることができます。
下の画像は歯科用CT画像とデンタルレントゲンの比較になります。
問題箇所を見落としてしまえば治療を行うことはできません。
根管治療において可視化できる事が治療の成否を左右する大切なことです。

CT画像とデンタルレントゲンの比較
デンタルレントゲンCT画像

CT画像赤丸の黒い影が空洞になっている部分です。
この様に、デンタルレントゲンでは気が付きにくい部分も歯科用CTで、しっかり確認することができます。

精密で適切な施術

根管は複雑な形状をしているうえ、とても細く肉眼では細部まで捉えられません。
マイクロスコープを使用する最大のメリットは、肉眼ではよく見えなかった部位を20倍にまで拡大することで、汚染部位の取り残しを防ぎ2次感染を防ぐことができます。
また、治療時間の短縮にもつながりますので患者さんの負担を軽減出来ます。

感染予防

根管が細菌に感染してしまうと、根管治療の成功率は40%だと言われています。当院の精密根管治療では、細菌の感染を防ぐためにラバーダムを使用します。
ラバーダムとは、歯の治療を行うときに歯に装着するゴムのマスクのようなもので、口全体を覆って治療する歯だけを出すので、細菌が治療部位の中に入るのを最大限防ぐことができます。

料金表


診断等
治療相談
3,000円
初診
 12,000円(紹介状あり)
 15,000円(紹介状なし)
内容)CT撮影、診断、治療方針の策定(60分)

抜髄+根管治療
前歯
80,000円
小臼歯
100,000円
大臼歯
120,000円

再根管治療(他院等で一度治療した根の治療)
前歯
90,000円
小臼歯
120,000円
大臼歯
140,000円

※治療中に修復不可能な破折、穿孔が生じた場合は処置を中断し、外科処置を行う場合があります。


外科処置
前歯
100,000円
小臼歯
140,000円
大臼歯
180,000円

その他
歯髄保護処置
50,000円
築造
20,000円
紹介状をお持ちの方は支台築造後に紹介元の先生のところで補綴を行っていただきます。